日本の税金 (岩波新書)三木 義一
岩波書店 刊
発売日 2003-08-21
今の日本人が絶対読まなければならない本 2006-07-03
現在の日本の税制の仕組みの解説を踏まえ、日本の税制の問題点を洗い出し、税金の仕組みについて興味を持たせてくれます。
今の日本の所得税制について、理論的に給与所得控除が多すぎ、また基礎控除額が少なすぎるという現状を知っている人はどれほどいるのでしょうか。
そもそもサラリーマンの年収800万円にかかる是金が80万円で、個人事業者の年収1,500万円にかかる税金が0円であったとして、この違いをどれだけの人が理解しているでしょうか。
また、税制ほど憲法論議と関わってくる制度もないということを知りました。いかに平等に、そして健康で文化的な最低限度の生活を保障して、所有権を侵さず、、、課税されるべきか。現在の税制はそれが守られているとは到底言えない状況にあります。
それを是正するためには国民が税を理解することが必要不可欠です。そんな問題提起もされている著書です。
「お!」と思うような発見があったり、
「へえ」と思うような一文があったり、
著者の三木 義一の力量が、そこここに現れています。
日本の税金 (岩波新書) はそんな部分もあったかと思うと、全体的に一本の筋もしっかり通っています。
そういう意味では、日本の税金 (岩波新書) はとてもバランスの取れた本なのじゃないかと思います。
だから、いい意味で失敗が無い本だと思ったりもします。こいつはオススメですよ。
[PR] 語学講座はNHKで始めよう
